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2007.04.17

ノートPCのグラフィック拡張

ウルティマ オンライン 甦りし王国(略称、UOKR)』の第一次ベータテスター募集が始まり、少しばかり詳細なパソコンの必要動作環境も公開されました。
それによると、低スペックでも動作するように努力している割に、厳しいスペック要求になっていました。

OS: Windows® XP, Windows® Vista
CPU: Pentium® III 1GHz, Athlon® 1GHz 以上
メモリ: 512MB 以上
ハードディスク: 6.0GB 以上の空き容量
グラフィック: T&L搭載のVRAM 64MB 以上(NVIDIA GeForce 3以降)
サウンド: サウンドカード必須
ドライブ: DVD-ROM(※インストールに使用)
DirectX®: DirectX® 9.0c 以上

OS、CPU、メモリは予てよりの発表通りのままで、ここ2、3年のパソコンであれば特別問題はないと思われます。
しかし、グラフィックの部分はそうではないようです。キーワードとなるのは、T&L搭載という部分です。
3D処理で座標の計算・変換などを行うトランスフォーム(Transform)機能と、光源による物体の明暗を処理するライティング(Lighting)のことをT&L処理というのですが、これらは3D描画で使う機能なのでUOの新クライアントは3Dであるということなのでしょうか。
今のパソコンは廉価な物でも3D描画はできる状況ですが、このT&L機能についてはグラフィックを処理する専用のハードウェアを搭載せずにCPUで処理している物が多いのです。特に、Intel社製のチップセット(CPUと周辺回路を結ぶLSI)に内臓されているグラフィック機能を使っているというパソコンは、CPUで処理している可能性が高いので注意が必要です。(9xxというナンバーのチップセットはDirectX9対応となっているので問題はないように思われます。)
ファイナルファンタジーなど一部のMMORPGでは、ハードウェアのT&L機能を要求してくる物があり、UOKRの新クライアントもそうであるならば一部Intel社製のチップセットが搭載されている廉価なパソコンでは動作しないということになります。

デスクトップパソコンならば、スリムタイプの物を除いてグラフィックカードを増設することで対応が可能な場合はありますが、ノートパソコンでは基本的に拡張はできません。
基本的にと書いたのは、特殊な方法で出来なくもないからですが、お薦めはしません。
MAGMAというアメリカのメーカーから、CardBus to PCI Expansionと いうシリーズが発売されていて、これを使うことでノートパソコンに外付けでPCIタイプの拡張カードを使えるようにでき、そこにPCIタイプのグラフィッ クカードを増設することで拡張はできます。しかし、PCIという古のデータ転送速度が遅い拡張バスを使う為に、グラフィックの高い処理能力を実現するには 不向きで、またPCIタイプのグラフィックカードを入手するのは現在では困難でしょう。更に、この製品の価格はUS$979と高価でもあります。
約10万円も出すなら、新しいパソコンが買えてしまいます。そちらの方がどれだけ良いか…

ノートパソコンで10万円程度の物で、T&L機能をハードウェアで搭載(正確には、DirectX9対応の場合、別の機能でT&L機能をエミュレートしている。)となるとIntel社製のCPUを搭載した製品よりもAMD社製のCPUを搭載した製品の方が安価で高性能な事が多いので良いかもしれません。
AMD社製のCPUに対応したチップセットは、ATI社製 Radeon® Xpress 1100やNVIDIA® C51Mなどがあります。ATI社製、NVIDIA社製のどちらのチップセットに搭載されている内臓グラフィック機能もとりあえずDirectX9.0に完全対応の筈なので、T&L機能は問題ないことになります。

その中で注目は、このパソコンです。

HP Pavilion Notebook PC dv6205/CT

2007年4月16日現在で、最小構成の価格は80,850円(送料、税込み)です。CPUとメモリはかなりお粗末ですので、その部分だけは1ランク上の構成をお薦めします。
その場合の構成は、CPUがAMD Turion64x2 TL-52、メモリが1GB(512MB×2)で、価格は112,350円(送料、税込み)です。
更にUOや3Dゲームなど快適にするならば、グラフィック機能を別途搭載したモデルを選べばベストでしょう。その場合の構成は、ベースユニットがdv6205ベースユニット(NVIDIA GeForce Go 7200)、CPUがAMD Turion64x2 TL-52、メモリが1GB(512MB×2)で、価格は120,750円(送料、税込み)です。

家電量販店でよく扱われている国内の大手メーカーではRadeon Xpress 1100と搭載したパソコンがNECやシャープから発売されています。店員から直接サポートしてもらう都合などある場合は、家電量販店で購入するのも良いかもしれません。

なお、この記事で紹介しているパソコンは、10万円くらいな価格でという主点からの紹介ですので、よりベターをお求めならば『新しいUOクライアントに良いPC』で紹介したパソコンをお薦めします。

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